2025年10月17〜19日にドイツ・ドルトムントで開催された「Sim Racing Expo 2025」では、シムレーシング界を大きく動かす新製品・新作タイトルの発表が相次いだ。
本記事では、その主要トピックをハードウェアとソフトウェアの両面から整理して紹介する。
🚗 ハードウェア編:FanatecとSIMAGICが主役に
■ Fanatec(CORSAIR傘下)「Podiumシリーズ」
Fanatecは新たなフラッグシップラインとして「Podium DD」と「Podium Pedals」を発表。
25 Nmのトルクを誇るダイレクトドライブベースと、鍛造アルミ製・200 kgロードセル対応のペダルセットは、プロユースを意識した仕様となっている。
発売は2026年第1四半期を予定。
■ SIMAGIC「トリプル発表」
SIMAGICは「P700 Pedal」「EVO Ultraホイールベース」「Zeus Formula Wheel」を同時発表。
28 Nmクラスの高トルクベースや150 kgロードセル搭載ペダルなど、いずれも中〜上級ユーザーを意識した高性能仕様だ。
そのほか、Sim-Lab×Cosworthの協業や、REVOSIM(Nacon)の新キット展示などもあり、
ハードウェア面では“高トルク・高精度・モジュラー化”が大きな潮流となった。
🎮 ソフトウェア編:三大タイトルが存在感
■ Assetto Corsa Rally 発表
シリーズ初のラリー特化作品「Assetto Corsa Rally」がついに公開。
Unreal Engine 5で描かれるレーザースキャンステージ(舗装・未舗装対応)が特徴で、
2025年11月13日よりSteamで早期アクセスを開始予定。
■ Assetto Corsa EVO 最新アップデート(Ver 0.4)
会場では「Assetto Corsa EVO」の体験版が展示され、新車種9台・新サーキット3本などを含むVer 0.4がプレイ可能に。
将来的にはFerrari SF25やポルシェ911 GT3 RSの追加、2026年初頭には「Free Roam」モード実装も予定されている。
■ Project Motor Racing 新情報
Straight4 StudiosとGIANTS Softwareによる新作「Project Motor Racing」も注目を集めた。
路面変化をリアルタイムに再現する「True2Track」技術を搭載し、
IMSA GTOやWECハイパーカーなど多彩な車種と、デイトナを含む18ロケーションが登場予定。
11月25日のリリースを予定している。
💡 総括:リアルさと体験拡張がテーマ
今年のSim Racing Expoでは、単なるスペック競争を超えた「リアルな走行体験」へのアプローチが際立った。
高トルクDDベース、レーザースキャンラリー、動的路面表現など、シムレーシングは“本物の運転体験”にさらに近づいている。
2025年後半から2026年にかけて、ハード・ソフトともに新時代に突入しそうだ。

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